メルケル後

 今日は、すでに業務に入っているため、この記事についてお昼に何か所見を置きます。きちんと読む必要のある記事だと考えたため。

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今、記事の全容を読んだけれど、理念的で割とアイロニカルな記事だった。自由と民主主義への懐疑を含んだこの記事は「自由と民主化が世界的に続くという幻想からドイツが脱却するのは容易ではない。しかも、この考えはドイツの経済的利益に合致するだけに捨て去るのはなおさら難しい。」と結論部分で述べている。中国とロシアの台頭によって、二国との強硬な対立関係を諭すのはよいが、次期首相のアルミン・ラシェット党首への厳しい言葉が並ぶ。少なくともFTにとってドイツの現政権は、この記事のように映っているということは確かだ。「ラシェット氏のスタンスは、利己的なビジネス至上主義と自制的で合理的な慎重姿勢が混ざり合っているように思える。

だが、そこにもう一つ要素が加わる。ラシェット氏は有権者が聞きたいことを話しているだけなのだ。人々が、ありのままの現実世界を受け入れることに強い抵抗があることを、ラシェット氏は認識しているのだ」。

 

上記のように認識しているから、次のステージを準備できるのだろう、と記事を読みながら、ふと思った。

 

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