コロナ禍の中の問題

 通常朝出る時間と乗ってくる電車を固定しているため、ほぼ同時刻に出勤しているが、少し仕事が混んできたため、今日はちょうど1時間早く朝の電車に乗った。通勤急行のため、むしろ混んでいるのが残念なところだ。時刻の調整は本当に難しいなー。

 

 通常より混んでいて、かつ乗り換えが加わるため、落ち着いて新聞を読んでくることができなかったけれど、業務にも関連し、とても重要な記事があった。『ひとり親世帯、暮らし「苦しい」6割』。「子どもの貧困 コロナで深刻」とあるが、子どもが貧困なわけではないのだ。

 

 昨日は国際女性デーだったが、日本という国は長い間、女性に所得がある必要性がないとでも考えていたのだろうか?民主主義、資本主義の体制をとっているから、政治家や官僚がそれを決めたわけではない。私たちの一人ひとりが、見たくない問題をそのまま放置してきたから帰結として、こういった問題が生じてきたと自戒しなくてはならない。「子持ちで離婚したあなたが悪い」と私たちは言えるだろうか?その前に身体的、精神的な暴力行為があったとしたらどうだろうか。

 

キャロル・ギリガンという人がいて、まだ米国で教鞭をとっていると思う。『もうひとつの声』に耳をすまそう。「もうひとつ」は女性だけではなく、「声を発しにくくなっている人」と捉え直して。今日も一日自戒をもってすごそう。

 

www.nikkei.com