バビロンの塔

 さて東京での第二波が爆発している様相で、人口の集中がこんな形で可視化されることも珍しい。毎日家に帰宅すると、まずは話しながらニュースを見ながら今日の感染者数の確認をするのが日課となっている。今朝の日経朝刊には中国の経済回復が世界に類を見ない形で実現されているという記事が掲載されていたが、年初の武漢での光景を忘れないでいたい。経済回復を持ち上げることは大切だが、人命あって、そこから経済が切実な形で要請されるのが基本だ。

 

 東京の人口集中を棒グラフで表すとさながらバビロンの塔のようでもある。一極集中は1960年から70年頃にはすでに問題化されていたが、更に増加が続く。祖父の世代から生粋の東京人なので、東京がバビロンの塔になってしまう懸念はある。が、首都という機能上、前を向くしかないというのが我が家の方針だ。カオスの中で本日も一日が始まる。