ワクチン配布についての一考

 高齢の両親と食卓を囲んでコロナの現状について確認しあう毎日が続く。幸いにも私の居住区は行政のワクチン通知が届いたら、かかりつけ医の所でワクチンを打ってもらう方式のようで、遠方へ出向くのが難しくなった両親も安心している。

 

 今日の朝刊クリップはブラジルの地方都市で中国製のワクチンを用い、死者を激減させたブラジルの地方都市の記事。ワクチンの有効確率はファイザー社が90%に対し、ここで用いられたワクチンは50%。だが感染者が増加する中で、接種をする母数を換算し、早期にこのワクチンで感染者を減らす方針を取ったのだと思う。それにより社会不安はほぼ取り除かれた。成功事例は何も欧米に限ったことではないのだ。世界の力関係や経済格差を考慮し、地域住民の命を守るという点に集中した、この一石はとても意味のあることだ。副作用の状況などを知らせてもらえれば、なおよいなと考えた。

 

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