クーン・相対主義

調べ物をしていて、偶然見つけたので、ちょっとメモ。

エディンバラ学派

イギリスのエディンバラ大学を中心とした「科学知識の社会学」と呼ばれる科学論、科学社会学のグループ。数学や自然科学が社会の影響を受けるとしても、マートンなど従来の科学社会学はそれを外層だけの事だとしたのに対し、エディンバラ学派はコアとなる科学的概念という内層までもが社会によって形作られると議論した。社会構成主義とも呼ばれる。クーン以降の相対主義的な科学論を発展させた。

素朴な疑問


自然科学の文脈が社会的に構成されたものだというのは、ある程度まで説得的な議論だと思うが、普遍数学などから基礎づけられる自然科学のコアまでが、はたして社会構成的なものかについては疑問。トマス・クーンをちゃんと読んで自分の見解をはっきりさせるべし。

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小心者の私が考えたこと。おまけ。

科学論で扱われる「事実」と人間が普遍的に重要だと考えることの間には開きがある。ちなみに私が関心があるのは後者で、「開き」や「境界の曖昧さ」に潜むものに不思議さを覚える。

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