76年

 表題の数字にピンとこなかった人は今日一日自省的に過ごそう。原爆が投下され、WW2の敗戦国となってから76年。歴史に疎いから…と逃げるわけにはいかない。私はもちろん戦争を知らない世代だが、人生で何度もここに立ち戻る道筋を歩んできた。今では、それが本当によかったと思うことのひとつだ。

 

 Jロールズという米国の哲学者がいて、私の人生は彼の思想に大きく捉えられてきた。米国の原爆投下に批判をくわえた人の一人だ。時代的に連続性があり、読みやすかったことも要因のひとつだ。彼の言葉をふまえることで、二重にも三重にも日本という環境に生まれ育った自分を自省することができた。夏休みで少し時間が出来た人にはぜひ、彼の正義論の骨格にふれて欲しい。よく研究がすすんでいる分野だから、とても分かりやすく良質なロールズ論も沢山出版されている。フェミや障がい者運動に大きな影響をあたえ、リベラルが何かを教えてくれる。人生を豊かにしてくれるから、是非おすすめしたい。

 

原爆投下についての日経の記事は以下にクリップしておいた。

 

www.nikkei.com