VRと研修(新聞)

 朝刊「監査新常態」という記事に新しい監査のための研修についての記事が掲載されていた。OJTを軸にした人材育成が難しくなり、VRを用いた研修プログラムの開発が効果を出しているという記事である。「不正会計は最もOJTで取り扱うのが難しいテーマ。4-5年目にならないと経験できないことが(VRを用いることで)若手でも体験できるようになった」とある。

 

 業務上の細かい点などではマニュアル化できない面が多々ある。「売上の架空計上や回収先の付け替えとった不正がどのように生じるのか、その過程を会計士と監査先企業の両方から体験できる」。VRの有効な使い道だと思って記事を読んでいた。

 

 考えてみれば運転免許の取得などでは、VR的な教化方法がもうずっと前に導入されているし、なにも新しい事とは思わないが、VRゴーグルがより臨場感と集中力をますとしたら、より広い使用用途の道を開くだろう。

 

 運転を誤れば命を落としかねない。そう考えることが、人を慎重で思慮深い行動へと導く。自分自身を良い状態に保っていこう。

 

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68128760T10C21A1DTA000