鬼平犯科帳

 帰ってきて夕食を食べようと思いパチリとTVをつけたら、鬼平犯科帳をやっていたので、夕食(鮭茶漬け)を食べながらしばらく鑑賞。昔は何の気なく見ていたけれど、随分凝ったつくりをしているなと感動しながらみる(今日放映の分は劇場映画のTV ON AIRです)。しかし映画版を鮭茶漬けを食べながら見るのはやはり邪道。今のところ、私の日常は日常すぎて、虚構が介入してくると分裂をおこすようにできてしまっている。またやはり映画は映画館か上映室で見たいという思い込みもある。
 ところで、池波正太郎の原作は好きな小説のひとつですが、鬼平はTV放映の卓越した成功例と言えるでしょう(単に私自身が好きなだけですが)。中村吉衛門の鬼平像は、もう覆せないように思います。吉衛門すてき!!

新装版 鬼平犯科帳 (1) (文春文庫)

新装版 鬼平犯科帳 (1) (文春文庫)