Google St View

 私自身は貧乏暇なしですが、なんだか、各所でアイデアを有効活用していただいているようで、感謝しております。よい影響があると思っていただけているとしたら、それはとても嬉しいことです。

 さて、先日使用していたGoogle St Viewですが、今日、歩きながらこんなことを考えていました。Google St Viewは、ヴァーチャルに街を歩いた気になれるという点で、ものすごく実用的なコンセプトだけれど、あまりにも実用面が強すぎて、反発や反対の圧力は必然だろうと思います。誰も、自分の家の裏の物干し竿を、公衆の地図上で見られたいとは思わないでしょう。

 しかし画期的なアイデアだとは思うので、展開版Google一大プロジェクトを立ち上げ、St Viewを「街並のスケッチ」で創り上げるというのはいかがでしょうか。Google St Viewを見て、何が嫌だと感じるのかというと、写真で作られているため、あまりにも生々しく現実に私生活を覗かれているように感じるからだと思うのです。スケッチで創り上げれば、それは現実と虚構がいりまじる地図になりますが、ヴァーチャルな視覚の質は高くなると思います。

 スケッチは各所の美学生の有志を募ったり、小学校を巻き込んだりするのもいいかもしれません。私は古都に長く住んでいました。そこでは、様々な年代の方が、土日になると思い思いの場所で絵を描いていました。趣味として長く絵画に携わっている方は意外に多いのではないかと思います。そういう方々に1区画ごとに絵を描いてもらい、それを繋ぎあわせて、地図を作るのです。ガタガタの地図になりますが、参加型のSt Viewを支持する人たちは、圧倒的に増えるのではないでしょうか。

 時間とお金が、かなりかかると思いますが、文部科学省Googleと他にもタイアップするところを幾つか募って、クリエィターの方々にもちょっと参加してもらえば*1。、それ位出来そうだなと思いました。なので、試しにここに書いてみることにしました。不況もデフレも吹っ飛ぶのでは?色んな調整は大変そうですけれどね。毎日、歩きながら色々な事を考えています。

*1:1千枚分の1位の確立で「すごいスケッチ」が出てくるとしたら、それは地図とは別の楽しみ方もあるような気がします。