グローバル語録

 今朝の日経朝刊の下方にある小さな記事に随分と大切なことが掲載されていた。グローバル語録という欄で「子どもにはコロナより危険」との見出しの記事だ。WHOのテドロス事務局長の15日の声明で、「新型コロナウィルスの感染拡大で1-4月のジフテリア破傷風などの接種件数が過去30年で初めて減少に転じたと指摘した。医療従事者の防護用具不足、移動制限、外出への懸念などが子どもを守る公衆衛生プログラムを阻害している」そうだ。

 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61755390Q0A720C2FF8000/

 『ファクトフルネス』という本がベストセラーとなったが、その中で子どものワクチン接種率はあがり、失われがちな乳幼児の命が助かっているというデータが掲載されていたと思う(今本が手元にないので、帰宅したら確認しよう)。一見地味に見える草の根での保健・医療活動が支えてきた結果だが、今回のコロナ感染拡大の中で、そういった明らかにポジティブな結果をともなった人為までもが危険にさらされているとしたら心配だ。科学や人の力でくい止めることができることは、沢山あるだろう。コロナのワクチン試検の記事を追いつつ、その買い付けへを興味本位で眺めるだけでなく、本当に必要としている場所に適材が届けられることを願おう。

 

 比較的身近にPCR検査を受けることができるようになったようだし、抗体も含めて私も検査に行ってこようかな。